彼女の絵が出来あがるまでを、ずっと通して見てみたいと、いつも思う。一体、どこから始めてどうやって描きすすめて、あの白い紙一面に色を敷き詰めつつ、大切なモチーフを浮かび上がらせるのだろう?彼女の絵はとても一日では仕上がらない事が多い、というのもあるけれど、彼女の、絶えることなく緩やかに流れ続けるような時の刻み方に、きっと、短気な私が付いていけていないんだと思う。(スズキ・マ) 〈2009年秋、新作発表!〉